H25年11月1日のときの調整。
何やらT先生の様子がおかしかった。
やたらと歯の揺れを確認してみたり
矯正を始める前から
歯の根が短いことを心配していた歯だ。
治療に持ちこたえられずに抜けてしまうことも考えられると
T先生から説明を受けていた
いわくつきの歯。
通常は歯を移動させやすいように
すきまをつくるため4番目の歯を抜くのだが
根の長さが十分な4番目の歯を残して
この5番目の歯を抜くべきか、と
T先生は随分悩んでいたようだった。
結局、5番目の歯を抜いた場合だと
治療期間が長くかかり、歯も動かしづらいという理由から
この5番目の歯を残すことに決めたのだった。
ああ、どうなるんだろうか?
一通り診察を終え
不安を抱えながらも診察室から出る前に
なんとなく後ろを振り返ってみたら
み、見てるよ。
そして口を開いた。
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